真木よう子のツイッターが賛辞から炎上に変じた理由:コミケ参加辞退へ

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女優・真木よう子が主演ドラマ『セシルのもくろみ』PRのためはじめたツイッターが当初、神対応との評判を得ていたのに、一転、炎上~アカウント閉鎖へと追い込まれました。


(参照元:セシルのもくろみ – オフィシャルサイト | 最終回告知動画

この事態は、8月26日のヤフーニュースで流れたあと、週刊文春でも報じられました。「コミケ」参加者を巻き込んだ炎上がどうして起きたのか、あらためて検証します。




神対応と言われていた真木よう子のツイッター

今回、真木よう子のツイッターが炎上する直接のきっかけとなったのは、冬コミ(2017年12月開催のコミックマーケット)への参加表明です。それが反発を買ってしまいました。

原因のひとつとして考えられるのは、そもそも、真木よう子のSNS歴が浅かったことです。真木よう子が『セシルのもくろみ』を機にアカウントを開設したのは、6月でした。

当初は、不慣れさが幸いしたのか、「男前」と言われることも多い真木よう子の性格もあって、ファンのコメントにもていねいにリプライし、神対応と言われました。

炎上の火がついたのは、8月25日の冬コミC93参加表明ツイートです。「フォトマガジンを販売する」にあたって、資金をクラウドファンディングで集めると公表しました。

真木よう子フォトマガジン販売計画の失敗

コミケ(コミケット)は世界最大規模の同人誌即売会とされ、自費出版がタテマエです。それなのに、(ファンから)資金を募るとはなにごとか、という批判でした。

じっさいには、クラウドファンディングじたいは、コミケのルールに抵触しないと考えられています。文春を出している文藝春秋など商業出版社が参加できないだけです。

サークル活動として参加するなら(抽選はありますが)、プロのマンガ家だろうと芸能人だろうと関係ありません。夏コミC92で叶姉妹が絶賛されたのは記憶に新しいところです。

というか、叶姉妹の成功を受けての真木よう子フォトマガジン販売計画だったと思います。同人誌周辺のいわゆるオタクの人たちが反発したのは、その姿勢の部分でした。




叶姉妹にあって真木よう子に欠けていたもの

計画が真木よう子発信だったのか、スタッフが2匹目のドジョウをねらって吹き込んだのか知りませんが、クラウドファンディングとなると、スタッフが関係しているのは明らか。

つまり、この計画を進めたブレーンのミスです。真木よう子サイドが「自分のファンと接する」商用目的でコミケを利用しようとしているとオタクたちに見られてしまいました。

コミケという場と文化を築いてきた同人誌の作り手やファン、関係者への敬意(参加させてくださいね、という姿勢)を欠いていました。そこを注意しなかったまわりが悪い。

これまで女優として玄人筋の評価が高いものの、一般的な人気はいまひとつだった真木よう子。ドラマも企画に問題があり低視聴率とつくづくスタッフに恵まれない人です。
 



 
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