企業が祭りから学べることはネットでの集客の基本だ


 祭りをすれば、人が集まる。「過疎」だとか「消滅」だとか言われながらも、祭りをつづけている自治体はたくさんある。あらためてPRしたり創設したりするところもある。

 祭りのような伝統行事には「古い」印象があるが、インターネットなど最新のビジネスにも通じるものがある。人が集まる場所を作れば、お金が動くのは昔から変わらない。




場全体の利益を考えれば客に消費したい心理が生まれる

 自治体が地域振興をしようとか、企業がプロモーションをしようと考えたときに、忘れてはいけないことがある。

 祭りの基本は「楽しい」ってことだ。

 楽しいから人が大勢集まる。集まるから、さまざまなビジネスがおこなわれる。祭りに出かけたときの楽しみは、屋台でいろいろ買ったり食べたり遊んだりする部分だろう。

 非日常の空間で、いつもとちがった消費活動をする。ケチケチして、お金を使わなければ、楽しみが半減する。お金を使える場を用意してあげることがサービスなんである。

 かりに、祭りの主催者がもうけようと、高い入場料をとったら、どうなるだろうか? 客は集まらない。出店者たちから高い場所代をとったら? 出店者は集まらない。




利他行為が自分に還元される仕組み

 適正な価格設定で運営費を捻出するというのなら、わかるけども、昔話に出てくる「意地悪ジイさん」や「強欲バアさん」のような態度では、祭りそのものが成立しない。

 また、出店者同士がいがみあって、自分のところだけがもうけようと企んでも、祭りは成功しない。来場者も含めた参加者全員がみんなで楽しもうとする気持ちが大切だ。

 インターネットの世界で、企業が「ホームページ」をおそるおそる作りはじめたころは相互リンクが宣伝の主流だった。それがSNSの時代になっても、基本は変わらない。

 自分のところに人を集めたければ、他人のサイトやアカウントを無料で紹介する。有益な情報を発信しつづけることで、にぎわいが生まれ、集客という得がたい宝を得る。

 訪問者が楽しいと感じれば、向こうから金を使いたがってくれるのだ。
 




 
 
※こちらの原稿は、2015年6月の記事を改稿の上、再掲したものです。
 
 
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