電子書籍制作にかかる費用:作業編


 作業環境が整い、いよいよ電子書籍制作に入る段階で、個人出版といえども、作業のいくつかを外注するという方法もある。個人の場合、最初の盛り上がりに比して、完成までにいたらないケースが多い。

 外注するかどうかべつにして、作業の流れをつかむことにもなるので、ひと通り作業の段階を見てみよう。

経費がかからないように思いがちな企画段階が大事

 以下に示す電子書籍の制作過程はあくまで目安で、並行して進むところもある。

 (1)企画
 (2)取材・資料集め
 (3)執筆
 (4)編集
 (5)校正
 (6)装丁・デザイン
 (7)製本(電子書籍化)
 (8)出版(登録作業)

 このうち、(1)と(2)はひっくるめて考えてもいいのだが、
「こういう本を作りたい」
 というアイデア(思いつき)の部分とそれを形にするための準備段階を分けてみた。経費の質もかわってくるしね。プロの世界だと編集者がかかわってくる部分で、企画書としてまとまる。シロウトはこの段階をとばしたり、お金はかからないと思っていたりするけど、じつは最重要パートになる。

表紙は外注することが多い

 世の中の人は本は「著者」が書いていると思っている人が多いけど、ビジネス書やタレント本の類は、ゴーストライターが9割とも言われている。インタビューを受けるだけで書かない。個人出版でも任してもいい。

 書かれた原稿は、読みやすく、わかりやすく、あるいは、アピールするように「編集」がなされ、誤字脱字をチェックする「校正」が入る。自分でやってもいいが、出版業界では専門家がやるパートだ。

 「装丁」は紙の本の用語で、電子書籍だと主に表紙をどうするかって話になる。売れ行きはタイトルと表紙で決まるので、個人出版でもここだけ外注するケースが目立つ。

 製本や出版は、KDPならKDPに登録する作業になる。無事、出版したあとは、

(9)宣伝・プロモーション
(10)販売管理

 があるが、これもある程度は、KDPなどの販売サイトがある程度、協力してくれる。
 
 
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