個人出版の売り上げでリフティングチャージを取られないように


 リフティングチャージは「着金手数料」とも言われる。自分の口座に海外から振り込みがあったとき、銀行に取られる手数料のことだ。アマゾンやアップルといった海外の企業のサービスを使って、個人出版をするときは注意した方がいい。

リフティングチャージは国内の振込手数料とはケタがちがう

 個人出版で電子書籍を登録すると、売り上げが発生したさいの振込先を登録するよう指示される。これは登録者名と同一名義の口座なら、ふだん利用している国内の口座でかまわない。

 かまわないんだけど、それだと、リフティングチャージを取られるケースがほとんだ。通常の手数料表には載ってないケースが多いので、ほとんどの人が知らない。ネットで検索するか窓口で問い合わせてみよう。

 というのも、国内の取引では、通常、受け取る側に手数料はかからないし、こちらから振り込む場合でもせいぜい数百円だ。ところが、リフティングチャージはケタがひとつちがうんである。

 キミが電子書籍を1冊売って得られるロイヤリティは35円とかなのに、それを振り込んでもらったら、100倍ぐらいのリフティングチャージを取られるんである。ンなアホな。

 ま、そんなわけだから、銀行はこっそり、ないしょな感じでやっていて、金額も銀行ごとでまちまちである。ところが、最近はFX投資をやる人が増えたので、ちょっとは知られるようになってきた。

リフティングチャージ無料はいまのところ外資系の銀行に多い

 リフティングチャージはもともと、為替がらみの話なんである。輸出入企業はもちろんのこと、留学生や外貨がらみの投資をする人なんかにかかわってくる。為替のように通貨を両替しなくてもかかる手数料なんだ。

 こまかい仕組みはわからなくてもいい。ようは、このリフティングチャージが安い銀行や無料の銀行があるってことだ。ネット専業銀行や外資系の銀行に多い。そういう銀行を登録しないと損だよって話。

 ただし、そういうところは、利用状況によって、口座の維持費がかかったり、フツーに引き出すだけで手数料を取られたりすることがある。リフティングチャージ以外の部分にもちゃんと目を通そう。自分の利用のしかただと、金を受け取って引き出すまでにいくらかかるのか計算してみることだ。少々めんどうだけどね。

 たとえば、楽天銀行は貯金なしで決済専用の銀行として使おうとすると損する。