『自分史の書き方: 過去を見つめ直す方法』【電子書籍】


 本書は、これから自分史を書いてみたい人、過去にうまく書けなかった人に向けての手ほどきである。世に出回っている自分史関連本はシニア向けがほとんどだ。本書はシニアの方はもちろん、就職活動の一環として自己分析のために自分史を書こうって若者にも、ただ書いてみたいって大人にも、関係なく役立つ内容になっている。というのも、文章を書くという基本を押さえた解説になっているからだ。

 自分史には、書く楽しみと同時に、自分の人生をふり返るという面でも意義がある。過去を見つめ直す上でも、文章上の方法論をうまく活用することができる。また、書いたものを自費出版したいという目標をもっている人も大勢いる。出すことじたいは自由だが、悪質な業者につけ込まれ、大金をムダにしてしまっている人も少なくない。そういう失敗をしないように、というのも、本書の目的のひとつだ。

 俗に、「人はだれでも生涯に1冊の本が書ける」と言う。我々の考えでは、10冊でも書ける。そのくらいの経験はだれでも積んでいる。生きてきた時間の長い短いは関係ない。短くても、深い体験はいくらでもある。ただ、1才や10才だと、それを文章にする力量がないだけだ。じゃあ、100才になったら書けるかというと、それもあやしい。文章力というのは、年をかさねれば勝手に書けるというものではないからだ。

 自分史がむずかしいのは、本にする場合はもちろん、そうじゃなくても、自分の人生を丸ごと扱うので、必然的に長編になるということだ。文章にはちょっと自信があるという人でも、原稿用紙3枚のエッセイなら書けるが、300枚になると書けないという人も珍しくない。この点については、簡単な解決策があるので、それについてはあとでくわしく説明することにする。もちろん、文章に自信がない人にも使える方法だ。

 他人様の商売をジャマするつもりはないが、自費出版ありきで書くのは、おすすめしない。形になったことだけで満足して、時間がたつにつれ後悔するという人がほとんどだ。どうせ本にするなら、贈られた人がパラパラめくっていくうちに思わず引き込まれて、一気に最後まで読んでしまい、これはすごいってことで他人にすすめる……ぐらいを目指したい。つまり、内容ありきである。

 我々は過去に自費出版、一般書籍の出版にかかわったことがあり、ライター養成講座を運営したり、大手出版社グループの委託を受けて、才能の発掘や応募作品の講評などをしたりしてきた。そうしたなかで得たノウハウをもとに、じゃあ、自分史なら、どう書けばいいか、ということを解説していく。ひとことで言えば、ちゃんと読者のいる自分史で、ありきたりの形式にこだわるつもりはない。

 あわせて、自分史を書く上で参考になる本も紹介する。なお、本書では、作文技術的な面に関しては、くわしく論じない。技術というものは、時間をかけて修練することが可能だからだ。それに、書きたいことが決まってない人が表現方法だけ学ぼうとしても、なかなか上達しない。まずは中身だ。表面を磨くのは、そのあとでいい。なにをどう書けばいいのかという点をしっかり解説するので、参考にしてもらいたい。
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