世の中には、クリエイターと呼ばれる職種(デザイナーなど)もあるが、クリエイティヴな仕事というのは、それだけではない。「発想力」を活かせる職場は他にもある。
キミ自身は発想力に自信があるだろうか。あるいは、発想力を活かせる職場で働いてみたいと思うだろうか。どういう職場なら、発想力を活かせるのだろうか。
グーグル流の集合知を活用したアイデア発想法
じっさいに「発想力を活かせる職場」とはどういうものか具体例を見てみよう。以下は、グーグルの事例だが、こんな職場で働いてみたいと思うだろうか。
「僕は最大60人でこの研修をやったことがありますが、真剣に取り組めば。ものすごく盛り上がります。上司も部下も、先輩も後輩も関係なく、みんながチームの一員としてどんどん意見を述べ、それが別の意見を引き出していく。あちこちで議論の輪ができ、立ったり座ったり車座になったり、『○○さんはたしか、これ、詳しかったよね』と呼ばれて、2つのグループが合流したり……。みんなでワイワイガヤガヤ話し合っていくだけで、自分ひとりではとても思いつかないようなアイデアがポンポン出てくるはずです」
(引用元:『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法』ピョートル・フェリークス・グジバチ著)
社風によって求められる能力はちがう
グーグルの例を見て、「ステキだ」「楽しそうだ」と感じたのなら、キミは発想力を活かせる職場が向いているだろう。楽しいと思える職場がいちばんだ。
反対に、「こりゃ、ハードワークそうだぞ」「発想力や成果を求められるなんて重荷」と感じたのなら、キミは向いていない。もっと自分が楽しめそうな職場をさがしてみよう。
キミがある会社に勤めて、発想力を活かせるかどうかは、社風、トップや上司のモノの考え方に大きく左右される。そういうことを望まない会社、人間も珍しくないからだ。
たしかなのは、求人募集のキャッチコピーを見て、「クリエイティヴな仕事」にぼんやり憧れたところで、簡単な仕事ではないということだ。現場の実態をよく調べてみよう。
【参考文献】