会社を辞めるとなったら、「次」を考えなくてはならない。悪事でもして、金をたんまり貯め込んでいるんどえもないかぎり、生活していくための収入が必要だからだ。
しかし、転職しても、また二の舞で苦痛に満ちた勤務が待っているかもしれない。いわゆる転職以外にも道はあるので、選択肢を増やす参考に紹介しておこう。
派遣登録
いわゆる「派遣社員」の道だ。これはまあ転職の一種と考える人もあるだろうが、「派遣でしか雇ってもらえない」ではなく、積極的に派遣を活用する生き方と思って欲しい。
労働そのものは苦じにしないが、組織に向かないタイプに合っている。趣味やライフスタイル重視する。長期になれば、社会保険は正社員並み。ただし、給与面の差は大きい。
起業・独立開業
自分で会社をはじめてしまう方法。いきなり法人化しなくてもいい。「カフェをオープンする」といった独立開業の道もある。たいへんだが、がんばりはすべて自分のためだ。
夢をかなえるため、燃える気持ちで……といったケースとはべつに、中高年になると、もはや雇ってもらえず、フランチャイズ・チェーンの店をもつというケースもある。
フリーランス
独立開業の一種と言えるが、ここでは、身ひとつでできる仕事をイメージしている。講師や資格取得してやるような仕事、フルコミッションで働く営業職などだ。
ITの発達で気楽にはじめられるようになった。商売である以上、腕や人脈や営業力や……はいる。大きな資金は不要だが、能力の不足した部分は金を払って補うしかない。
副業
会社を辞めてないからこその副業じゃないかと思うかもしれないが、子育てや介護などの事情があって会社を辞めることもある。この場合、子育てや介護が「本業」だ。
「本業」をジャマしないようにとなると、アルバイトもしにくい。そこで在宅ワークの類で稼ごうということなる。まちがっても、うまい話に「投資」しようとは思わぬこと。