神戸新開地音楽祭2017(第17回)が5月13日、14日の2日間にわたって開催されました。初日はあいにくの雨模様でしたが、午後からはほぼあがりまた。
阪急電車の神戸線には、あきらかにミュージシャンらしきシブい風貌の長髪初老男性がジーンズに派手なスニーカーといったいでたちで乗っていたりしました。
ここでは、晴天だった2日目のようすをレポートします。
新開地にさまざまな音楽が流れる2日間
新開地で電車を降りると、ジャジーな曲が流れています。メトロステージがあるんですね。地上に出ると、商店街を基軸として、あちこちで演奏や歌唱がおこなわれています。
一般のストリート・ライヴでは、バンド系とフォークの弾き語りがほとんどですが、他にも歌謡曲があり、アカペラやヴォイスパーカッション、ゴスペルなども聞こえてきます。
街をあげて音楽祭関連企画を実施
(写真:あべよしえ | 公式サイト)
新開地音楽祭は地域ぐるみのイベントになっています。主催者以外にも、周辺店舗が独自にタイアップ企画をやっていて、訪れた人々は区別なく楽しんでいます。
なかでも目立ったのは、ボートピア神戸新開地まえです。初日は「仮面女子候補生WESTミニライブ」、2日目は「あべよしえのサックス&バルーンパフォーマンス」がありました。
バルーンアートは子供たちに人気です。それと組み合わせて、サックス演奏も披露しす。選曲も「雨に濡れても」とナイスなチョイスでした。
「この曲知ってる」
「有名な曲やん」
なんて父子の微笑ましい会話もありました。
新開地にはブルースがよく似合う
湊川公園までたどりつくと、大勢の市民が集まっています。少々ぬかるんでいるところもありましたが、祭りに水をさすこともなかったようで、家族連れでにぎわっていました。
屋台やフリーマーケット、アート縁日、こども広場まであります。ステージも2ヵ所設置されています。洋楽スタンダードが奏でられると、気分が盛り上がります。
メイン・ステージは時間帯によって、ファンク、ブルース、ジャズなどテーマが変わります。神戸はジャズのイメージがありますが、新開地はブルースが似合います。
この日もブルージーなおっちゃん、おばちゃんが派手な夏服で闊歩しておりました。祭りなどおかまいなしに、パチンコ屋も大繁盛です。
前夜のスペシャル・ゲストは、もんたよしのりでしたが、憂歌団も聴きたいなー。ステージより商店街の方が似合いそうですが。
気持ちのいい音楽が景色を彩る
(写真:Acappella Group A(c) | 紹介ぺージ)
音楽には、お気に入りの歌を聴き込む、アーティストを応援する以外に、ふと流れて曲に耳を傾けるといった楽しみもあります。その音楽が景色を彩る気がします。
神戸新開地音楽祭では、音楽がすっかり街に溶け込んでいて、こんなに気分がいいなら、毎週やってりゃいいのにと思いますが、日常的になると、人が集まらないのでしょうね。
※この記事は「神戸新開地音楽祭」公式サイト(新開地ミュージックストリート実行委員会 新開地音楽祭)の情報をもとに、独自の取材を加えて作成しました。