舞浜で降りるか海浜幕張か?!京葉線にひそむ青春の境界線

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京葉線にある見えない境界線をご存じでしょうか。東京から千葉方面へ向けて電車に乗ると、新木場をすぎたあたりから、その境界線を意識する人たちがいます。




ゴールデンウィークや夏休みなど世間がウキウキしているような時期にとくに激しくなるようです。それは2つの駅に代表される空間のもたらす人種の断絶と言えます。

自分は「舞浜」で降りる人種か、それとも、「海浜幕張」まで行く人種か。「舞浜」で降りたいと願いながら、キャリーバックには「海浜幕張」に行く荷物が詰まっている……

そんな気持ちになるようです。ようするに、ディズニーリゾートラインのある舞浜で降りる人たちは「リア充」で、幕張メッセに向かう仲間とボヤいてるということらしいです。

たとえば、2017年のGWであれば、幕張メッセは超会議などが開催されて、「海浜幕張」ではたくさんのコスプレイヤーたちが降りていました。




帰りは帰りで、いーなー、彼氏欲しい、と合唱している女子たちを見かけました。一方で、コスプレと関係なさそうな男女はこんな会話をしています。

「慶応キャンパスって、シャンティ(オシャレ)じゃないですか。歩いている人たちの顔面偏差値がメチヤメチャ高いんですよ。みんなモデルみたいな」

みんな他人の芝生は青く見えるらしいです。車内広告にはこんな文字が躍っています。

「ブシロードECショップ トレーディングカード6枚入500円/ボックス10パック5000円」