大阪・日本橋の最寄り駅やミナミ周辺観光スポットのディープな情報15選

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大阪を訪問する人に地元民が教えたいディープな観光情報をお届けします。まずは、観光やイベントで訪れたい人の多い日本橋(にっぽんばし)の最寄り駅と関連情報。

日本橋 ストフェス 2018 堺筋

さらに、大阪・ミナミ周辺の観光スポットを日本橋「でんでんタウン」を基点に、そこから主に北側にまわるコースと主に南側にまわるコースに分けて注目エリアを紹介します。




大阪・日本橋の最寄り駅

大阪・日本橋を目指して訪れる人の多くは、オタク・カルチャーで知られる「でんでんタウン(日本橋電気街)」と思われますので、その前提で話を進めます。

一般に、「日本橋」と呼ばれているのだから、大阪メトロ(地下鉄)もしくは近鉄電車のの日本橋駅で降りればいいんだろうと思うかもしれません。

でんでんタウンへは日本橋からも歩いて行けますが、大阪メトロの場合、なんば駅の方が近くなります。JRは難波が最寄り駅ですが、大阪メトロより西にあって、遠いです。

でんでんタウンは堺筋周辺をさしますが、堺筋の南側に直で行けるのが恵美須町駅です。迷子になりやすい人は恵美須町駅で降りれば、上がったところがでんでんタウンです。

大阪・日本橋とは

大阪・日本橋の周辺観光スポットを紹介するまえに、日本橋じたいのことにふれておきます。俗に言う「日本橋」と「でんでんタウン(日本橋電気街)」はほぼ重なっています。

日本橋は西のアキバ(秋葉原)と言われるように、もともとはパソコンや電化製品がそろう街として発展し、そこから派生したオタク文化が盛んになりました。

いまは「オタロード」などオタクの街の印象が強く、毎年3月におこなわれる「日本橋ストリートフェスタ」には多くのコスプレイヤーが集います。

日本橋に行く目的とされることが多い「アニメイト」は堺筋の「日本橋3南」という三叉路から2本西の通りにあります。なんばの方からだと、線路沿いから2本東の通りです。

 ⇒ アニメイト大阪日本橋へのアクセス
 
 

大阪・ミナミ周辺観光スポット:日本橋の主に北側

●黒門市場

堺筋を北に上がると、日本橋駅の手前、右手(東側)に有名な黒門市場があります。おいしいものが安く買え、海外からの観光客でにぎわっています。

●生國魂神社と高津宮

黒門市場を抜ける形で東へ進んでいくと、生玉公園と生國魂神社(いくたまじんじゃ)が
あいます。そこから北上して千日前通りをわたった先に高津宮があります。

「こうずーっと行きなはれ」の高津さんですね。『高津の富』や『崇徳院』などの舞台で、上方落語ファンはこの界隈を見ておきたいものです。あたりは殺風景ですが。

●スパイスカレー

生玉さんから北上せずに、でんでんタウンの方へもどってくると、阪神高速道路の夕陽丘出入口が見えてきます。その西側に「ノムソン カリー(NOMSON CURRY)」があります。

こちらは近年ブームのスパイスカレーで、スパイスカレーと言えば、大阪。その中でも代表的店舗とされるのが「ノムソン カリー」です。

●道頓堀とグリコの看板

日本橋駅を北へ上がると、道頓堀川があります。橋をわたって左折したあたりが宗右衛門町(大阪人の発音だと、「そえもんちょう」)にあります。

そのまま西に歩いていくと、御堂筋に行き当たりますが、1本手前の心斎橋筋にかかっている戎橋(通称・ひっかけ橋)からグルコの看板が見え、近くにかに道楽もあります。

●NGKと千日前道具屋筋商店街

でんでんタウンから堺筋を上がらずに、なんば寄りの筋を北上すると、問屋街である千日前道具屋筋商店街に出ます。

そこを抜けたところに、吉本興業の劇場NGK(なんばグランド花月)があり、漫才を見なくても、グッズが買えたりします。

●なんば駅周辺

NGKのすぐ横のなんば駅の真上が高島屋で周辺には近年オープンしたものも含め大型商業施設が多数あります。高島屋から北へ伸びている太い道路が御堂筋になります。

●心斎橋駅周辺

御堂筋は大阪のメインストリートですが、ショッピングや飲食を楽しみたいなら、1本東の心斎橋筋商店街がおすすめです。すごい人なので、早く移動したいときは向きません。

歩いているだけでもにぎやかで、心斎橋駅の上は大丸百貨店になります。改装がすんで、インバウンド仕様が強まった感じですが。

●大阪・アメリカ村

おなじ心斎橋でも、御堂筋をわたって西側には、OPAやアップルストアがあり、さらに西へ入ったあたりから南へかけてのゴチャゴチャしたあたりが大阪・アメリカ村です。

1970年代から若者文化の発信地として人が集まるようになりました。三角公園が目印です。服屋が密集し、たこやき屋に行列ができています。地元民はあまりならびませんが。

●御堂筋とイルミネーション

御堂筋じたいは南側一方通行の車道という感じで、6車線ある幹線道路です。なんば寄りは高級ブティックが軒をつらね、近年は寒くなるとイルミネーションで飾られます。

地下鉄の駅で言うと、心斎橋から本町までの間に、名称の由来となった北御堂・南御堂がありますが、観光名所というほどではありません。その先はキタで、梅田に達します。




大阪・ミナミ周辺観光スポット:日本橋の主に南側

●通天閣と新世界

でんでんタウンから堺筋を南下していくと、恵美須町駅の南東に、新世界と呼ばれるエリアがあり、その中心に通天閣がそびえています。大阪のシンボルタワーです。

以前よりは小ぎれいになりましたが、このあたりは昔ながらのゴミゴミした大阪の情緒がかすかに残っています。通天閣に登って、町を見下ろすのがおすすめです。

通天閣の名物はビリケンさんで、新世界の名物が「2度づけ禁止」の串カツ屋です。もっとも、串カツはいまや、どこでも食べられますが。

●天王寺動物園と天王寺公園

天王寺動物園は街なかにある動物園として有名です。天王寺公園は再開発されて、「てんしば」などと称していますが、昔はこの一帯は大阪でしか見られない人々がいました。

わけのわからないことを叫んでいるおっちゃんとか、歌を歌っている人など気ままに暮らしている人々がたむろしていました。そうした人々は撤去されて、いまは見られません。

ただ、ラブホ街が残っていて、そのあたりはまだ完全にはデオドラント化されていません。

●四天王寺

デカい天王寺公園の東が谷町筋で、それをわたって少し北に行ったところに四天王寺があります。聖徳太子が建立したという日本仏法最初の官寺で、宗派にこだわらない総本山。

弱法師(よろぼし)こと俊徳丸伝説の舞台です。歴史好きや古典芸能好きは見ておきたいですね。お寺じたいも大きくて、迫力があります。

●あべのハルカスと天王寺駅周辺

天王寺再開発の目玉があべのハルカスで「地上300m日本一の超高層ビル」というのが謳い文句です。メインは近鉄百貨店で、美術展などもやっています。

他にも大型の商業施設が固まっており、いまや観光バスの発着場と化しています。100年以上の歴史があるちんちん電車(阪堺電車)が走っています。

●大阪城天守閣と大阪城公園

天王寺駅からJR大阪環状線内回り(京橋・大阪方面)に乗ってすぐ、森ノ宮か大阪城公園駅で降りれば、目のまえに大阪城がそびえています。

大阪城は豊臣秀吉によって築城され、徳川秀忠によって改修されたなんて解説は不要なほど、大阪の象徴的存在ですね。大阪城公園の中に位置しています。

大阪城公園は地元民に愛されていたのに、21世紀に入って格差社会の到来とともに、浮浪者たちのブルーシートであふれるようになっていました。

その後、行政と商業資本が結託し、大阪城公園を開発。見た目はキレイになりましたが、どこにでもある観光地のようになってしまいました。

大阪・日本橋やミナミ観光の際の宿泊

ツアーではなく個人で遠方から大阪・日本橋やミナミを訪問した場合、宿泊をどうすればいいかという問題があるでしょう。宿泊サイトを利用するにしても、土地勘がいります。

大阪の繁華街は、梅田を中心とするキタと心斎橋・なんばを中心とするミナミに分かれます。日本橋はミナミにくくられますが、南東にややハズレた感じです。

なので、日本橋は心斎橋・なんばより土地の面ではリーズナブルです。ホテルに空きがない場合、梅田でとっても、心斎橋・なんばまで地下鉄1本で10分強です。

関西は鉄道が発達しているので、移動はすごく便利です。宿泊施設は広めに検索しても大丈夫。なんなら神戸三宮も圏内です。京都は少し遠いですが、京都観光ができます。





 
 
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