SNS疲れをひき起こす原因はギャンブル依存症に似ている


 他人の「つぶやき」が気になってしかたがない。

 自分の投稿に「いいね!」が少ないと落ち込んでしまう。

 だれかとのやりとりが延々つづいていて、いつやめていいのかわからない。

 恋人とのラヴラヴ写真を公開しているリア充の連中がうらやましい。

 ……そんなこんなで、「しんどい」と感じたら、もう立派なSNS疲れだ。

 いまどき会社勤めをしていれば、企業側が連絡手段としてSNSを強制的に導入しているところも多い。そうじゃなくても、まわりのみんながLINEやツイッターやフェイスブックでのネタでワイワイやっているのに、自分だけ知らんフリもできない。ビジネス上でも、いまどきSNSの「エ」の字も知らなければ、やっていけない。

 が、病気といっしょで「しんどい」って自覚症状があれば、もう相当進行している。

 統計の中には、いまの女子高生が平均7時間もスマホをさわっているとしているデータもある。単純に考えて、授業中以外はほぼずっとさわっている計算だ。男子で4時間。その大半がSNSと考えていいだろう。

「遊んでばかりいないで、ちゃんと勉強しなさいっ!」

 なんてヤボを言うつもりはないが、かりにSNSにハマって受験に失敗したら、泣くのは自分である。社会人なら、なおのこと。

 自分の投稿やつぶやきの反応が気になってしかたがない状態は、ギャンブル依存症に似ている。こちらの行動に対しての「報酬」が一定せず、結果が乱高下するほど、人はそれにハマってしまう。そうなったら、もう、
「そんなに苦しいなら、やらなきゃいい」
 という合理的なツッコミは通用しない。

 SNS疲れからぬけ出す、最も効果的な方法は「セルフマネジメント」の考え方を取り入れることだ。

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