ブログでも、「BtoC」「BtoB」という分け方ができる。それをベースにして、売上げをあげるためのコストを計算しよう。
BtoC → 対消費者(利用者)向け
BtoB → 対企業向け
ネット上で販売するなら初期投資とわずかな維持費だけ
コスト計算を念頭に分けると、ブログでの「BtoC」とは、ユーザーがネット上でダイレクトに商品やサービスを購入するタイプになる。したがって、じっさいには企業ユーザーである場合も含まれる。
ネットショップだと、通常の購入への対応はすべて自動化することができるから、いったんシステムを組んでしまえば、それ以降はネット環境の維持費ぐらいで、大きな人件費などはかかってこない。
初期投資で大きなものは、商品を販売するランディングページ(LP)だけだ。ものにもよるけど、20万円以下で作れる。ショッピングカートは維持費の形が主流だ。有料サーバーとセットになっていたりする。
1人が商談できる数には限界がある
一方、「BtoB」は問い合わせメールや見込み客リストを収集して、営業マンが相手方を訪問し、商談の結果、契約をとるタイプになる。ブログは問い合わせメールや見込み客リストを収集するためのツールだ。
この場合、販売用のランディングページはなく、コンバージョン(成約率)は営業力にかかっている。が、過去のデータから目安になる%はわかっているだろう。そこから必要な見込み客数を逆算してコストを出す。
例となる数字をかりに入れてみよう。
見込み客獲得数 60件/月
ブログ運営人件費 60万/月
営業1人あたり成約数 5件/月
営業人件費+諸経費 50万/月
ここから利益を改善するとして、見込み客の獲得数を増やそうとするのは、効果がうすい。1人の営業が対応できる人数には限界があるからだ。見込み客の数じゃなく質を高めて、コンバージョンを上げるのが正しい。
【関連記事】
ブログで稼ぎたければ経営者の視点をもち人件費の意識をもつこと
ビジネス・ブログを上位表示させるには広告費も業者も不要
売上げアップを目的としたビジネス・ブログはSEOの目標を決めよう