『POPの書き方: コメントしだいで売れ行きが変わる』【電子書籍】


 各種ショップなど小売店での販売促進のため、店頭や店内にPOP広告をつける。手軽で、費用もそれほどかからないが、もたらす効果は大きい。とはいえ、店全体としては、売上げに苦しんでいるところも少なくない。もうかっていたとしても、どうせPOPをつけるなら、効果の高いものにしたい。では、どのようなPOPをつければいいのか? 問題なのは、POPの書き手のほとんどが専門的な訓練を受けていないことだ。

 これまで、まったくPOPをつけていなかった店が名刺大、ハガキ大のカードに手書きで、セールスポイントを書き、商品のよこにそえたとする。とたんに、その商品のまえに立ち止って、POPを読んでいる客がいる。
「ああ、やはりPOPって効果あるんだな」
 と店の人間は思う。はたして、ホントにそうか。結果は、少し時間がたってからでないと、わからない。POP導入まえとあとで、売上げが増えたのかどうか。

 じっさいには、POPをつけたことで満足している場合がほとんどだ。書き方がわからないときは、サンプル集を買うなどする。ネットで検索すれば、見本の画像や無料のテンプレートもたくさんある。しかし、売上げをアップさせたいなら、アップにつながるPOPをマネなきゃ意味がない。かわいい字体やカッコいいデザインを盗むまえに、なぜその字体かそのデザインか、ちがいをわかっていなければ、あまり効果がない。

 我々はこれまで、ファッション、雑貨、化粧品などをはじめとして、さまざまな業態のショップにかかわってきた。一方で、メーカーともつながりが深く、たとえば、パソコン周辺機器を扱っている企業のデザイン部が量販店向けに作るPOPのことなどもよく知っている。予算の規模が1000万円を超えることもある。しかし、そのようなPOPも、小さな店のPOPも、立場がちがうだけで、基本となるものはおなじだ。
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