企画書には2種類ある。「見せる企画書」と「読ませる企画書」だ。
「見せる企画書」はパワポ(PowerPoint)などを使ったヴィジュアル重視のもので、主に会議のプレゼン資料や取引先への提案書に使われる。
一方、自分のやりたいことを伝えるのが最優先という場合は、「読ませる企画書」になる。ワード(Word)でA4文書1枚にまとめようというのは「読ませる企画書」の方だ。
ちがいはどこにあるかというと、「見せる企画書」の方は説明する人間(企画者や担当営業)がそばにいるということである。この場合、あんまり安っぽい企画書だと、
「バカにしてるのか」
と疑われる危険性がある。逆に、「読ませる企画書」の方は手わたすだけでも、サッと目を通してもらえる。出版社に本の企画を持ち込むなんてときも、1枚にまとめてメールに添付するところからだ。
中身がない企画書で、ヴィジュアルにばかり凝ってもしかたがない。それに中身がちゃんとしていなければ、見せる技術も、ひとりよがりになってしまう。伝えたいことが先にあってこその演出だ。
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