「単語の登録」でよく使う記号を簡単に出せるようにしよう


 パソコンの日本語入力は「IME」(Input Method Editor)が担っている。日本版Windowsなら「Microsoft IME」が標準で、WordやExcelなんかをサポートしている。かな入力とローマ字入力を切り替えると、右下の方で「あ」とか「A」とかなっているやつね。文字入力をたくさんする人は、IMEの「単語の登録」機能(辞書ツール)を活用すると、便利だ。

 まず、一般的な使い方としては、漢字変換で出てこない単語の登録がある。たとえば、珍しい読み方の名前だ。通常の変換では出てこないが、家族や知り合いの名前なので、よく使うといったような場合。その名前と読み方を登録しておけば、以降、その読み方でかな入力し、変換キーを押せば、候補として表示されるようになる。

 登録の仕方も簡単だ。OSのヴァージョンにもよるが、いまのMicrosoft IME なら、カーソルをもっていって右クリックすれば、「単語の登録」という項目が出てくる。

 あとは、その画面に従って、「単語」欄と「よみ」欄を埋め、「品詞」欄をチェックして、「登録」をクリックすれば完了だ。品詞はわからなければ、とりあえずでいい。

 さて、この「単語の登録」機能がホントに便利なのは、よく使う単語、入力の面倒な単語を「短縮よみ」の形で登録しておくことだ。「株式会社」を「かぶ」で登録しておけば、次からは「かぶ」だけで変換できる。いわゆる単語以外に、記号やメールアドレスのような長いものでもいける。注意点は「単語」欄は半角でもいいが、「よみ」欄は全角だ。

 ただ、この辞書ツール、ときおり、新しい単語を登録しようとしても、うまく反応してくれず、登録できないことがある。むずかしい理屈はぬきに簡単な修復法を記しておく。右クリックかIME の設定で、「プロパティ」を選ぶと、詳細設定の「辞書/学習」のタブに「IME の辞書を修復します」と出てくるから、これをクリックすればいい。
 
 
== パソコンの操作編 ==