(いまさら用語解説)サブスクリプション・モデル


 定額制でサービスが利用し放題になるビジネス・モデル。月ごと、年ごと、といった区切りで一定の金額さえ払えば、個別の利用料はかからない。

 ネットやスマホが普及することにより、これまで個別購入が主だったアプリケーション・ソフト、音楽、書籍などの分野で「サブスクリプション」系のサービスが増えた。

 マイクロソフトの「ワード」「エクセル」が月額で使えるサービスなどがそうだ。

 こうしたものは、ヴァージョンが変わるごとに新しく買い換えるコストというのがとくに企業で負担になってきたが、「サブスクリプション」だと、月額料金だけで、よぶんな購入費用はかからない。

 本や雑誌、音楽CDなどは、収納場所の問題も解決できるといったメリットもある。そのかわり、所有する喜びはない。

 アマゾンがKindleユーザー向けに提供しているKUもこの流れにそったものだ。
 
 
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