ライトノベルの書き方:主人公の設定


 いきなり、ライトノベルを書き出したところでうまくいかないってことは、だれでも想像がつくだろう。ライトノベルを書くためのの事前準備でいちばん大切なのは、キャラクターの決定だ。

魅力的な主人公がいればライトノベルはできたも同然

 フツーの小説だって、キャラクターづくりは重要なのだが、ライトノベルでは、とくに重要だ。フツーの小説の場合は、主人公と作者がほぼ同一人物みたいなエッセイ風の作品もあるが、ライトノベルの読者には、まず受け入れられないと思った方がいい。

 設定を聞いただけで、
「それ読んでみたい!」
 と思わせるようなキャラクターが必要だ。

 前世が月のプリンセスだったとか。

主人公にからむキャラクターがキーポイント

 『ドラえもん』というマンガの主人公は、のび太である。のび太というのは、ごくフツーの、というか、デキの悪い小学生だ。そののび太は未来からきたネコ型ロボットの力を借りて、イジメっ子をやっつけたり、ちょっとした冒険をしたりする。

 このマンガのおもしろさは、ドラえもんとその四次元ポケットから出てくる道具によるものだ。そのドラえもんが味方だ、というのがのび太の主人公たる個性なのである。

主人公の能力によって設定を工夫する

 主人公がダメなやつのときは、宇宙人の恋人ができるといった形で特徴をつけ、ファンタジーやバトルもののように、主人公の能力が高い場合は、強力なライバルや敵キャラを出すことで、ストーリーをふくらませる。
 
 
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