これからライトノベルを書いてみようと思ったときに、なにからすればいいのか、書くまえに知っておいた方がいいことについて話していく。まずは、ライトノベルという小説ジャンルの特徴について。
ライトノベルはフツーの小説とどこがちがう?
じつは、ライトノベルとフツーの小説(ライトノベルとは呼ばれていない小説)のあいだに、ハッキリした区別は存在しない。ある時期から増えだしたある傾向をもった小説のことを「ライトノベル」とか「ラノベ」とか呼ぶようになっただけで、「この条件を満たせば、ラノベ」といった決まりはない。
じっさい、ライトノベル系の賞を獲ってデビューしたあと、フツーの小説を書くようになった作家たちもいる。
マンガの小説版みたいなもの
しかし、本屋に行くと、ライトノベルというジャンルはハッキリしていて、コーナーがもうけられている。そして、見た目に明らかなのが、ライトノベルの表紙は、マンガというかアニメ調のイラスト(いわゆるコミックイラスト)が描かれていて、たいていは挿し絵もついている。
内容もマンガを文字にしたようなもので、ストーリーは会話を主体に進行する。描写がほとんどなく、地の文が少ないのが特徴だ。
好きな作家を見つけよう
ひと口にライトノベルといっても、その中に、ファンタジーやSF、ミステリ、恋愛モノといったジャンルがある。好きな作品や作家を見つけて、自分なりのイメージを固めることが自分で書けるようになる近道だ。
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